キャリア戦略

【経験談】20代で大手メーカーから転職は難しい?おすすめの転職先や注意点を徹底解説

新卒で大手メーカーに入社したものの、思っていた働き方と違った……。

この記事を読んでいるあなたも、きっと将来に不安を感じて、転職を考えている一人だと思います。

この記事は大手メーカーから転職したいと思っている方に向けて以下の悩みを解決します。

こんな悩みを解決します
  • メーカーから転職ってできるの?
  • メーカーからの転職って何をアピールすればいいの?
  • どんな企業に転職できるの?
  • 何から転職活動を始めたらいいの?

私も20代で大手メーカーから人材業界に転職した経験があります

この記事を書いている人

・新卒は一部上場メーカー。第二新卒での転職で人材業界

100社以上の採用コンサルと転職支援実績多数あり

結論からいうと、大手メーカー出身であれば、20代のうちはどんな業界でもチャレンジ可能です。

私の経験談を元に、大手メーカーから転職をするべき理由や、おすすめの転職先を説明します。

また記事の後半では大手メーカーから転職する具体的な方法を説明しています!

「大手メーカー」にずっといるべきでは無い理由

大手メーカーといえば、終身雇用、年功序列などの日本型雇用の代表格として「安定」した就職先のイメージがありました。

しかし、バブル崩壊やリーマンショックなどの影響から、日本経済は長期間の低迷が続いています。

2019年5月に、トヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用の維持は難しい」と発言したことも話題になりました。

こうした終身雇用の時代が終焉に向かう中では、会社に依存せず、より個人として生き抜くスキルが重要になってきます。

残念ながら、大手メーカーでは個人として生き抜くスキルは身に付きません

長期にわたって人材を育成することが前提になっているメーカーでは、人材を囲い込んで、自社でしか役に立たないスキルを習得させようとします。

意味のない社内異動の繰り返しや、専門的すぎる知識ばかり身に着けても市場価値は上がりません。

もし、今の仕事で市場価値やスキルを高めることは難しいなと思う方は、早めに転職を検討した方がよいでしょう。

  • 終身雇用の時代は終わり、「大手メーカー」=「安定」ではなくなった
  • 会社に依存せず、個人で生き抜くスキルの重要性が高まっている
  • 結果、20代で早期にメーカーからの転職する人が増えている

大手メーカーからの転職で内定3社

大手メーカーから転職したいと考えていても、実際に転職の際に、この経歴は有利なのかどうかが気になる方もいるでしょう。

結論からいうと、大手メーカーからの転職はかなり有利です。

実は私も1社目は、大手上場メーカーに入社し、地方の工場で生産管理をしていました。

その当時の私

こんな仕事何にも役に立ちそうにないな・・・

非常にマニアックな仕事だったので、転職して活かせることがあるのか不安でした。

しかし、転職活動の結果、戦略コンサル、IT会社、人材企業などから複数内定を貰うことができました。

現在は、人材企業に転職して100社以上の採用コンサルをしながら、20代の転職も数多く支援をしています。

年収も大幅にアップし、キャリアの可能性も大きく広がりました。

私の経験談も踏まえて、大手メーカー出身者の転職での強みや評価されやすいポイントを解説します。

大手メーカー出身者は評価が高い理由

大手メーカー出身者の20代が転職市場で評価が高い理由を3つ紹介します。

➀新卒時の入社ハードルが高い

20代、および第二新卒での転職は、基本的に新卒の時と同じくポテンシャル採用になります。

つまり、即戦力としての専門知識よりも、その人自身が潜在的に優秀かどうかという部分が重要な採用基準になっています。

大手メーカーに限ったことではありませんが、大手企業は新卒時の入社のハードルが高いです。

そのため大手メーカー出身者ということ自体が高い評価に直結しやすいです。

②研修が手厚い

大手メーカーでは、長期雇用を前提とした社員育成を行っているため、1年目の研修や教育体制がかなり充実しています。

そのため基礎的な社会人として必要な、コミュニケーションスキルや、PCスキル、ビジネスマナーなどが、一定備わっていると考えられています。

中途採用をする企業側からすると、基礎的な社会人スキルから教える余裕はないため、大手メーカー出身者というだけで、安心感があります。

③裁量のある仕事を任されている

大手メーカーでは、早い段階から、規模の大きい仕事を一部任されていたり、大手顧客とやり取りをする経験を積むことができます。

皆さんが普段やっている業務も他社から見たらすごいことかもしれません。

大手企業は、ちょっとした業務であっても、金額や規模が大きくなるため、こうした経験を早い段階で積むことができます。

そうやって得られるスキルや経験値は、採用する企業からすると非常に魅力的なポイントとなります。

大手メーカー出身者におすすめの転職先は?

大手メーカーから転職する場合、スキルや経験が少しでも活かせる転職先を検討するとよいと思います。

大手メーカー出身者に人気の転職先を3つ紹介します。

コンサルティング業界

コンサルティングは、企業の経営戦略や課題への解決策を考えて、クライアントとなる企業に提案する職種です。

業界に特化したコンサルティング職を募集している企業も多々あるため、クライアントにメーカーの多いポジションであれば、経験を活かして働くことも可能です。

得られるスキルも汎用性が高く、将来的に独立したい方や、経営に興味がある方は、キャリアアップとしての転職先にもおすすめです。

コンサルティング業界の代表企業

  • アクセンチュア
  • マッキンゼー
  • 野村総合研究所

メーカーからコンサルに転職する人は多いですが、一方で注意点もあります。

社風や働き方にGAPを感じて、早期離職する人も多いので事前に自分の希望や価値観に合うか確認をしましょう。

以下の記事で詳しく紹介しているので、気になる方はみてください。

IT業界・無形サービス

IT無形サービスと聞くと、メーカーと程遠いと感じる方も多いと思いますが、そんなことはありません。

IT業界や無形サービスは、メーカー出身者が活躍しやすい業界です。

IT業界や無形サービスは、商材がありません。

そのため、商材について深い知識は必要ありません。

その代わり、システムやサービスに対するニーズを聞き出すコミュニケーション能力が重要視されます。

メーカー出身者は、顧客や社内調整でコミュニケーションに長けた人が多いため、比較的活躍しやすいと言われています。

業界としても、まだまだ伸びしろがあるため、今後成長する業界に身を置きたいという方には、おすすめの転職先です。

IT業界の代表企業

  • 日本IBM
  • ソフトバンク
  • メルカリ

無形サービス業界の代表企業

  • サイバーエージェント
  • リクルート

商社業界

メーカーが製造した製品を、消費者や加工業者と仲介している商社は、メーカー業界と親和性が高い業界です。

仕事内容は異なりますが、近しい業界の専門商社であれば、専門知識を生かして活躍することも可能です。

メーカーの部署によっては、実際に商社とやり取りをする機会も多いと思うので、もっともイメージしやすい転職先といえると思います。

ただし、大手総合商社は基本的に第二新卒の中途採用はやっていません。

商社業界への転職であれば、まずは専門商社を目指し、そこから更に総合商社へ転職するルートが一般的になっています。

大手メーカーからの転職で事前に知っておくべきこと

大手メーカーから転職するにあたって、働き方や収入面などの違いを知ることは重要です。

転職活動を始める前に、それぞれのポイントを確認しましょう。

ここでは、大手メーカーから転職する前に知っておきたいポイントについて紹介します。

変化に柔軟に対応することが求められる

大手メーカーでは、会社の規模の大きいため、社内のルールが厳格に決まっていて、それに従って業務を遂行していくことが求められます。

転職先の業界にもよりますが、IT業界やベンチャーなどの場合は、変化に柔軟に対応しながら、自ら新しく業務を作っていくことが多いです。

メーカーなどで、業務手順が決まっている職場に慣れてしまうと、環境の変化に苦労する場合もあるので、気を付けましょう。

福利厚生などの制度は劣る場合が多い

大手メーカーでは、終身雇用を前提としているため、社宅やその他の制度などが充実しているケースが多いです。

そのため、転職すると大手企業と比較して、制度面で見劣りしてしまうこともあるでしょう。

年収の額面だけではなく、福利厚生を含めてしっかりと条件を検討することが大事です。

大手メーカーからの転職でやるべきこと

ここでは、大手メーカーからの転職を成功させるためにやるべきことを説明します。

「良い会社があれば転職をしたいなぁ」と考えている方は、まずは自分の市場価値を知ることから始めましょう。

市場価値を知ることで、どんな業界・職種にチャレンジできるのかが見えてきます。

その中から、自分に合いそうな企業や求人をまずは探してみるとよいでしょう。

ミイダス は自分の市場価値想定年収を無料で診断できるサービスです。

自分の経歴やスキルを入力していくと、「年収〇〇万円」という形式で市場価値をデータベースをもとに測定することができます。

また希望に合致する求人もその場で紹介をしてもらえるので、客観的に自分の市場価値を判断する材料になります。

ミイダス を使って、まずは自分の市場価値を知ることから始めてみましょう。

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転職エージェントはキャリアアドバイザーが求職者一人ひとりに担当としてついて、自分に合った企業や求人の紹介をしてくれるサービスです。

あまり知られてはいませんが、転職エージェントは採用企業から報酬をもらっているため、転職者側は一切費用がかからず無料で使えます。

転職をするかどうか悩んでいる段階であっても、今までのキャリアの棚卸しや、キャリアプランについて相談ができるので、まずは初回カウンセリングを予約してみるとよいでしょう。

早い段階で相談をすることで、転職活動の方向性が明確になるので、効率的に転職を進めることができます。

おすすめの転職エージェント3選

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その他の転職エージェントは以下の記事で詳しく紹介しています。

まとめ

今回は、大手メーカーからの転職について解説をしました。

大手メーカーから20代での転職活動は、比較的有利に進みます。

しかし、大手メーカーとの違いを理解しておかないと後悔することもあるので注意しましょう。

また、後悔しない転職をするために、転職理由やキャリアプランについて十分な検討が不可欠です。

転職活動に不安がある方や、転職先の選定に迷っている人はキャリアアドバイザーに相談しながら進めるとよいでしょう。

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カワセミ
・人材会社にて転職支援/人材育成/組織開発などのキャリア支援 ・100社以上の採用コンサル、若手の転職支援実績あり ・キャリアの悩みを解決するためにブログで情報発信 ・Twitterでは、転職×副業の情報を毎日発信中