近年、総合商社や大手メーカー、金融系など様々な業界からコンサルに転職する人が増えています。
若手でも、異業界からコンサルに転職をして成功している人も多くいます。
一方で、コンサルに転職した結果、想像よりも辛くて早期離職する人も後を絶えません。
中途でコンサルに転職した人には、必ずぶつかる壁があります。
それを知らずに転職をした人は、GAPに耐えられずに心が折れてしまっているのです。
この記事では、これからコンサルに転職をしている人に向けて、「中途入社者がコンサルになって後悔したこと」について紹介します。
この記事を読んで事前に準備ができれば、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することはないでしょう。
- コンサルでやっていけるか不安
- コンサルに転職して後悔したくない
- コンサルに必要なスキルを知りたい
コンサルを目指したい人は必見だぞ!
それでは説明していきます!
目次
コンサルが転職先として人気の理由

厳しい仕事のイメージがある「コンサル」ですが、異業界からコンサルに転職する人は後を絶えません。
「コンサル」が転職先として人気の理由は主に3つあります。
それぞれ解説しています。
平均年収が高い

コンサルティング業界は平均年収が高いため、転職するだけで年収が上がりやすいです。
業界別の平均年収と比較すると、その差は一目瞭然です。
業界 | 平均年収 | 20代平均 | 30代平均 |
---|---|---|---|
コンサルティングファーム | 635万円 | 560万円 | 706万円 |
メーカー | 470万円 | 418万円 | 552万円 |
金融(銀行) | 448万円 | 407万円 | 598万円 |
マスコミ・出版 | 420万円 | 376万円 | 509万円 |
インターネット | 453万円 | 402万円 | 509万円 |
コンサル業界の年収は、一番下の役職である”アナリスト”のポジションでも500万円以上。
一つ上のポジションである”アソシエイト”や”コンサルタント”になると1,000万円を超えることもあります。
転職時に年収がすぐ上がる可能性が高いことが人気の理由の一つです。
汎用的なスキルが身につく

コンサルティングは顧客の課題に対して、解決策を提案していく仕事です。
高い課題設定力と提案力が求められます。
また幅広い企業を見ることができるので、様々な業界に通用する知識を習得することができます。
そのため、コンサル出身の人は他業界からも重宝され、キャリアの可能性が大きく広がります。
実際にコンサルで汎用的なスキルを習得して、転職をする人も多くいます。
今の仕事で、得られるスキルが無いと感じている人には、キャリアの可能性が大きく広がるチャンスとなるでしょう。
成長できる環境

コンサルティング業界には、決められた商材はありません。
自分自身の能力をフル活用して、顧客に価値を発揮しなければいけません。
非常に高いスキルが求められますし、結果が出せない人には仕事すら与えらません。
コンサルタントとして生き残るためには、必然的に成長が求められます。
日本の終身雇用制度の企業で、ルーティーンワークに飽きていた人にとっては、非常に刺激的で成長できる環境であることは間違いありません。
中途でコンサルに転職した人が後悔する理由
コンサル挑戦してみたいけど、辛そうだなぁ
中途入社者が必ずぶつかる壁を説明しよう
年収が高く、汎用的なスキルが身につくコンサル業界は非常に魅力が多いです。
一方で、生半可な気持ちで転職をすると後悔するでしょう。
ここからは、コンサルに転職した人が必ずぶつかる壁を3つ紹介します。
①スキルの不足
転職者が、必ず最初にぶつかる壁が、周囲のコンサルタントの基礎能力の高さです。
コンサルタントに必要な基礎スキルは大きく2つあります。
それは「論理的思考力」と「PCスキル」です。
なーんだ、そのくらいできるよ
いや、コンサルの基礎能力はレベチだと思った方がいい
新卒からコンサルタントとして育成されている人は、「論理的思考力」と「PCスキル」を毎日徹底的に鍛えこまれています。
MECE、ロジックツリー、仮説思考など、論理的思考力を構成する要素は色々とありますが、それを知っているのと、使えることは別の問題です。
コンサルタントは息を吸うように、こういったフレームワークを使いこなします。
またPCスキルも、資料作成やEXCELを使った分析など、かなりのスピードでこなすことが求められます。
事業会社でPCに慣れている人であっても、コンサルの作業スピードにはついていけないことが多いです。
そのため中途入社者は、PCスキルを習得するだけでもかなりの時間がかかります。
また新卒と比較して、中途入社者は即戦力が求められるため、ある程度自分でスキルを獲得していく姿勢が求め立てます。
「論理的思考力」や「PCスキル」は書籍などで勉強もできるので、事前に準備をしておくことが必要です。
②体力が持たない
コンサルタントはシンプルに「激務」です。
多くの中途社員が、コンサルに転職して後悔する理由は「体力の限界」です。
コンサルタントは時間単位でクライアントから高い報酬もらっているため、短期間で高い成果を発揮することが求められます。
高いアウトプットを出すためには、長時間にわたるインタビューや調査、データ分析をおこないます。
そして最終的に何百ページにわたる資料の作成が必要です。
そのため必然的に労働時間は長くなり、プロジェクトの納期が迫ると休日対応なども必要になります。
コンサルティング業界へ転職する際には、働き方が大きく変わることをあらかじめ認識しておくことが重要です。
③社内政治の壁
コンサルといえば、「実力主義」のイメージが強いですが、実際はかなり「社内政治」の力が必要です。
これはコンサルティングファームでは、プロジェクト単位で仕事をアサインされます。
誰にどんなプロジェクトをアサインするかは、プロジェクトリーダーが決めています。
そのため、自身の希望や経験以外にも、プロジェクトリーダーとの相性が非常に重要な要素になってきます。
プロジェクトリーダーとの相性が悪いと、希望する案件の仕事ができなかったり、思うような経験を積むことができません。
事業会社では、仕事は与えられるものですが、コンサルでは仕事を取りに行く姿勢が求められるのです。
特に中途入社者は、社内の関係性がゼロからスタートするため、社内の関係構築に苦労することが多いです。
コンサルを目指す前に必要な準備
コンサルって華やかなだけじゃないんだな・・
そうだね、でもその分得られるものも大きいのは事実。
しっかりと準備してコンサルを目指そう!
中途でコンサルになった人がぶつかる壁は理解できましたか?
この記事を読んでいる皆さんは、コンサルになってから後悔しないよう、今から準備をしていきましょう!
ここからは、コンサルになる前にやっておくべきことを紹介していきます。
論理的思考力を身に着ける

コンサルを目指す人は、まずは基礎的な「論理的思考力」を勉強することから始めましょう。
実際にコンサルの面接では、ケース問題など論理的思考力を問われることが多いので、今から準備をしておくことが大事です。
書籍やネット検索などで、論理的思考力に関する情報はたくさん得ることができます。
筆者のおすすめもいくつか紹介するので参考にしてください。
色々な記事が取り上げているので、ここで詳細は割愛させていただきますが、この2冊はコンサルを目指す方であれば、必読書なので気になる方は読んでみてください。
コンサルに強いアドバイザーに相談する

コンサルの転職に特化した転職エージェントでは、コンサルに必要な知識・情報をアドバイスしてもらえます。
また今までの経験から、自分に足りていないスキルも客観的にアドバイスをもらえるので、入社前に事前に対策をすることができるでしょう。
あまり知られていませんが、転職エージェントは採用する企業から報酬をもらっているため、求職者側は一切費用がかかりません。
無料で、コンサルになるためのアドバイスや対策がもらえるため、初めに必ず登録をすることをおすすめします。
コンサルへの転職ならアクシスコンサルティング

コンサルタントへの転職ならアクシスコンサルティングがおすすめです。
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今あなたが業界の中でどのような立ち位置にいるか。今どのように行動すべきか等具体的なアドバイスがもらえるので、コンサルタントへの道が見えてくると思います。
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アクシスコンサルティングの口コミは、「アクシスコンサルティングの口コミ・評判」こちらの記事で詳しく書いています。
まとめ
今回は、中途でコンサルに転職した人が必ずぶつかる壁と、対策について紹介しました。
コンサルは辛い部分もありますが、その分年収が高く得られるスキルも大きいです。
キャリアの可能性を拡げたいと思っている方には、最高の転職先だと思いますのでしっかりと対策をしてのぞみましょう!