現在、大手メーカーに勤めて転職を考えている20代の方も多いと思います。
しかし、転職を考えていても「もうすぐ異動になりそう・・」「あと数年で年収が上がりそう・・」など、色々と踏み切れないこともあるでしょう。
そこで、この記事では、大手メーカーから転職したいと思っている方に、ベストな年齢・タイミングを理由とともに説明します。
結論から言うと、大手メーカーから転職する場合は、「入社2~3年目」もしくは「20代後半」のどちらかの年齢がベストです。
逆に、「30代になってから」や「異動した直後」だと転職が難しくなります。
この記事を読めば、あなたの状況に合ったベストな年齢・タイミングがわかるはずです。
それでは説明していきましょう!
・新卒は一部上場メーカー。第二新卒での転職で人材業界へ
・100社以上の採用コンサルと転職支援実績多数あり
目次
大手メーカーから転職するベストな年齢・タイミング
まずはベストなタイミングについて説明します。
実際の企業によって、制度や条件は異なるので、あくまで一般的な大手メーカーを前提としています。
入社2~3年目は転職の選択肢が広い

入社して3年目までのいわゆる「第二新卒」と呼ばれる期間は、最も転職の選択肢が広く転職しやすい期間となります。
入社3年以内と聞くと、「早すぎるのでは?」「最低でも3年以内といけないのでは?」と思う方もいますが、そんなことは決してありません。
少し前までは、3年以内で辞めるやつは忍耐不足だ!みたいな価値観がありましたが、今は転職が当たり前となり、誰もがセカンドキャリアを考えて入社しているので、3年以内で辞めることにネガティブな印象はほとんどありません。
マイナビの調査でも、第二新卒の採用に積極的と回答した企業は、2012年には44.1%だったのが、2021年には62.2%まで増加しています(https://mynavi-job20s.jp/guide/guide02.html)。
第二新卒は採用する企業側にとっても「コストが安い」「育成しやすい」「新卒より定着率が良い」などのメリットが多く、実際に第二新卒限定で募集をしている求人が増えているようです。
かつ大手メーカー出身者の場合は、厳しい採用試験を合格している人たちなので、それだけで採用したいという企業は多数あります。
そのため、第二新卒は、選べる業界や求人も幅広く、未経験のポジションに比較的チャレンジしやすいベストなタイミングとなります。
ちなみに、入社1年以内と極端に短期での離職はネガティブに捉えられる可能性があるので、最低でも1年以上が望ましいです。
20代後半は転職でアピールがしやすい

20代後半になると、在職中の企業で一定の成果や経験を積んでいるため、実績や自身の強みをしっかりとアピールすることができます。
大手メーカー勤務の20代後半であれば、プロジェクトを一人で任されたり、リーダー的な役割を担っていることも多いので、そういった経験をアピールすることで、ぐっと採用可能性も高まるでしょう。
第二新卒よりも、スキルや経験は重視される傾向にありますが、30代と比較するとまだまだ若手なので、未経験の業界や職種にもチャレンジ可能です。
20代後半であれば、業界か職種のどちらか一つを変える軸ずらし転職がおすすめです。下記記事にも詳細書いてあるので見てみてください。
私の同期も、大手メーカー(営業)→中堅メーカー(企画)や、大手メーカー(経理)→大手IT(経理)といった、軸ずらし転職でキャリアチェンジした人が多くいます。
20代後半だあれば、在職期間の経験を上手く活かした転職がしやすいでしょう。
大手メーカーからの転職が難しい年齢・タイミング
大手メーカーからの転職が難しい年齢・タイミングを説明します。
こちらも実際の企業によって、制度や条件は異なるので、あくまで一般的な大手メーカーを前提としています。
30代で役職がつくと転職の難易度が上がる


30代で役職が付くと、年収が上がるため転職の難易度が急激に上がります。
大手メーカーは、年功序列の制度が強く残っている傾向があり、20代のうちの基本給は非常に低くほとんど昇給せず、30代前後で急に年収が上がることが多いです。
「年収高くなってから転職した方がいいんじゃないの?」
と思う方もいるかもしれませんが、年収が高くなると、それに見合ったスキルがなければ採用する企業も内定を出しません。
年収はあくまで社内での価値ですが、転職する際の年収を決めるのは、その人の市場価値です。
大手メーカー×役職者という肩書は、社内では重要ですが、他社から見た時にはほとんど意味はありません(もちろん実績があれば別です)。
そのため、30代で年収が上がった直後は、もっとも市場価値と年収の差が開きやすく、転職が難しくなるのです。
もちろん年収を下げて転職をすることも可能ですが、採用する側も現年収を考慮してオファー年収を考える為、その人のスキルと年収の差があまりにも大きいと、それだけでお見送りになってしまう場合もあります。
異動した直後は転職するチャンスを逃す


「異動してから転職を検討しよう」と考えている人も多いと思いますが、これは危険です。
転職活動は、早くても3か月~半年ほどかかる長期戦です。また、面接まで進むと平日などに時間を確保しておく必要があります。
異動直後は、新しい業務に慣れるのが手一杯で転職にかけられる時間が無くなり、いつの間にか転職したい気持ちもなくなっていたということがよくあります。
実は、これが大手メーカーが異動を頻繁にさせる理由の一つなのです。
大手企業の多くは、人事異動があると思いますが、表向きは、職場や環境を変えながら、様々な経験をすることでスキルアップをすることを理由にしています。
しかし実際は、仕事に慣れて、飽き始めそうてくるタイミングで、違う仕事にチャレンジさせることで、マンネリ化を防ぐことが異動の本当の目的です。
ちょうど仕事に慣れてくる3年目あたりで異動をさせることで、転職という決断になりそうな若手からその選択肢を奪ってしまいます。
もちろん異動することで、得られるスキルや経験があるのは事実ですが、異動をする場合は、その先でどんなスキルが得られるのか?そのスキルは自分の市場価値を高めるのか?を考えることが重要です。
転職タイミングに迷ったら転職エージェントがおすすめ
実際にベストな転職タイミングは、企業や個人の状態によっても異なります。
そのため、最終的には転職エージェントに相談進めるのがおすすめです。
あまり知られていませんが、転職エージェントは転職するかどうか迷っている段階からカウンセリングで相談に乗ってくれます。
業界の状態や、転職の市場観を加味してプロの視点で、ベストな転職タイミングを提案してくれるでしょう。
私も新卒1年目の時に転職エージェントに初めて相談に行ったときは、「まだ転職をしない方が良い」ときっぱり言われました。
その時の自分のスキルや、市況感だと現職にとどまって、2年後に転職した方が絶対にいいとアドバイスを貰いました。その結果本当に2年後に自分の希望する業界へ転職をしました。
転職エージェントは、採用企業側から成果報酬を貰っているので、転職者側が一切費用がかかりません。
無料なので、相談しない理由はないと思います。転職のタイミングに迷っている方は是非一度相談に行くことを強くおすすめします。
大手メーカーからの転職にお勧めの転職エージェント
マイナビAGENT



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マイナビは20代の転職に強い業界大手の転職エージェントで、大手企業からベンチャーまで幅広い業界の転職にサポートしています。
大手メーカー出身者の方は、まずはマイナビAGENTに登録して、幅広い業界の求人をなるべく多く紹介してもらうことをおすすめします。
自分の市場価値も把握できると思いますし、どんな業界の求人が合いそうかまずは検討するためにもマイナビAGENTに登録をしておけば間違いないでしょう。
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まとめ
今回は、大手メーカーから転職するのにベストなタイミングを紹介しました。
入社2~3年目であれば、第二新卒での転職チャンスがありますし、20代後半であれば今までのスキルや強みを活かして転職ができるでしょう。
いずれにしても、実際にベストな転職タイミングは、現在の業界や希望する仕事によっても異なるので、転職エージェントに相談しながら進めてみてください。