メーカーからコンサルタントに転職をする人が近年増えています。
この記事では、メーカーからコンサルに転職したい!という人が事前に知っておくべきことを紹介します。
- メーカーからコンサルに転職するメリット・デメリット
- コンサルに向いている人はどんな人か
- メーカーからコンサルになるための具体的な方法
結論からいうと、メーカーからコンサルの転職は非常に良い選択肢の一つです。
この記事をしっかり読んで、コンサルタントとしての転職を実現できるように準備しましょう。
それでは説明していきます!
目次
メーカーからコンサルに転職をするメリット
メーカーからコンサルに転職するメリットは以下3つです。
- 給与が上がる
- 汎用的なスキルが身につく
- 市場価値を上げやすい
詳しく解説していきます。
①給与が上がる

コンサルティング業界は平均年収が高いため、転職するだけで年収が上がります。
メーカーの平均年収と比較すると、その差は一目瞭然です。
業界 | 平均年収 | 20代平均 | 30代平均 |
---|---|---|---|
コンサルティングファーム | 635万円 | 560万円 | 706万円 |
メーカー | 470万円 | 418万円 | 552万円 |
コンサル業界の年収は、一番下の役職である”アナリスト”のポジションでも500万円以上。
一つ上のポジションである”アソシエイト”や”コンサルタント”になると1,000万円を超えることもあります。
私の周囲もメーカーからコンサル業界に20代で転職したメンバーは、全員年収が100~200万円程度上がっていました。
給与が大きく上がることは、最大の魅力と言えるでしょう。
②汎用的なスキルが身につく

メーカーでは、基本的に自社でしか通用しない専門スキルや社内業務が多く発生するため、他社で活かせるスキルしか身につかない傾向にあります。
一生同じ会社にいる場合は問題ないのですが、終身雇用が崩壊しつつある今となっては、自社でしか使えないスキルだけで生きていくのはリスクです。
コンサル業界は、商材を持たずにクライアントに対して、解決策を提示していく仕事になります。
全てクライアントワークとなるため、スキルの汎用性が高く、幅広い企業を見ることができるので、様々な業界に通用する知識を習得することができます。
③市場価値を上げやすい

市場価値とは、「他社からみて価値があるかどうか」という世の中からみた自分の価値です。
コロナウイルスや景気変動で、VUCAと呼ばれる将来の予測が困難な時代においては、会社に依存せず、自分の市場価値を高めることが重要です。
コンサル業界においては、商材が無いので、自分自身の課題解決能力やプレゼン力で価値が決まります。
個人に高いスキルが要求されるため、コンサル業界に身を置くことで、成長スピードは増します。
それが故に、コンサル業界出身者は仕事ができる人が多く、他社でも重宝されます。
コンサル業界でスキルを高めることができれば、自分の「市場価値」を上げ、好きな時に好きな会社に転職できるようになるでしょう。
メーカーからコンサルに転職するデメリット
メーカーからコンサルに転職するデメリットもあります。
以下のデメリットを理解したうえで、転職を検討することが重要です。
- メーカーでの経験はあまり役に立たない
- 労働時間が増える
- 実力主義になる
詳しく解説していきます。
メーカーでの経験はあまり役に立たない
メーカーでの経験はあまり役に立たないと思っておいたほうが良いです。
メーカーとコンサルタントは業務内容が大きく異なります。
コンサル先のクライアントが同じ業界のメーカーだった場合は、専門スキルを活かせることもありますが、基礎的なスキルや仕事の進め方は全く異なります。
コンサルタントは、エクセルの関数やパワポを駆使して、膨大な量の提案資料を作成します。
また、コミュニケーションスキルや論理的な思考なども求められます。
今までのメーカーでの経験とは、違ったスキル・知識を1から習得していく覚悟をもって転職をしましょう。
長時間労働は必須
コンサルタントはシンプルに「激務」です。
近年、働き方改革は進んでいるものの、ビジネスの特性としてコンサルにはかなりの仕事量が必要になります。
コンサルタントは時間単位でクライアントから高い報酬もらっているため、短期間で高い成果を発揮することが求められます。
高いアウトプットを出すためには、長時間にわたるインタビューや調査、データ分析をおこないます。
そして最終的に何百ページにわたる資料の作成を行うのです。
そのため必然的に労働時間は長くなり、プロジェクトの納期が迫ると休日対応なども必要になります。
メーカーで、かなりホワイトな環境で働いていたという人は、働き方が大きく変わることをあらかじめ認識しておくことが重要です。
実力主義になる
実力主義のコンサルティング業界では、パフォーマンスが悪ければ給与や役職は上がりません。
外資系のコンサルファームだと最悪の場合、解雇されるケースもあります。
メーカー勤務は、年功序列が基本なので、雇用環境や待遇などは安定しています。
長く勤めれば役職ももらえ、昇給も期待できます。
実力主義も年功序列もどちらもメリット・デメリットはあるので、一概にどちらが良いという話ではありません。
ただしメーカー出身者は、今までと働き方が大きく変わることになるので、転職してから後悔しないようにしましょう。
コンサルタントに向いている人
メーカーからコンサルに転職するメリット・デメリットを説明しました。
改めてメーカーよりコンサルタントに向いている人、転職すべき人は以下の通りです。
- 働き方よりもスキルアップを重視したい人
- 市場価値を高めて、様々なことにチャレンジしたい人
短期的には、メーカーの方がワークライフバランスも優れているので、働きやすい場合が多いです。
実力主義で激務になってでも、自分のスキルを高めていきたいという人はコンサルタントに向いています。
また「市場価値」を高めて、どんな会社でも働いていけるようになりたいのであれば、コンサルタントが合っています。
メーカーは、自社内で活躍していく人材を長期にわたって育成していく会社です。
今の会社で10年先も働いているイメージが持てないのであれば、転職をするべきです。
メーカーからコンサルに転職する方法
メーカーからコンサルを目指す場合は、十分に対策と準備が必要です。
メーカーの経験だけで、採用されるほどコンサルタントは甘くありません。
コンサルタントになるために必要な準備を解説します。
コンサルに強いアドバイザーの相談は必須

未経験でメーカーからコンサルを目指す場合は、コンサルに特化した転職エージェントへの登録は必須です。
コンサルに特化した転職エージェントでは、コンサルに必要な知識・情報をアドバイスしてもらえます。
また今までの経験から、自分に足りていないスキルも客観的にアドバイスをもらえるので、面接前の事前対策からフォローしてもらえます。
あまり知られていませんが、転職エージェントは採用する企業から報酬をもらっているため、求職者側は一切費用がかかりません。
無料で、コンサルになるためのアドバイスや対策がもらえるため、初めに必ず登録をすることをおすすめします。
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色々な記事が取り上げているので、ここで詳細は割愛させていただきますが、この2冊はコンサルを目指す方であれば、必読書なので気になる方は読んでみてください。
まとめ
今回は、メーカーからのコンサルに転職を考えている人が知っておくべきことをまとめました。
コンサルファームは、キャリアの可能性を拡げたいと思っている方には、最高の転職先だと思いますのでしっかりと対策をしてのぞみましょう!