「モノづくりに携わりたい!」
「実際に使われている製品に関わって働きたい」
メーカーといえば、常に就職したい業界ランキングでも上位の人気の業界です。
そんな人気業界のメーカーですが、実は中途入社として転職することも可能です。
ただし、メーカーといっても様々な種類があります。
志望動機が「メーカーに行きたい」だと、採用する企業側もなぜ選ばれたのかが伝わりません。
そこで、この記事では、メーカーの営業に転職したい20代の方向けに、メーカーのタイプ別の違いと、それぞれに求められる人物像を解説します。
- 20代で異業界からメーカーの営業に転職を考えている人
- メーカーの営業に転職したけど、種類が多すぎて選べない人
- メーカーの営業に転職をする方法を知りたい人
この記事を読めば、メーカーへの転職の具体的なイメージがついてくるはずです!
目次
メーカーへの転職はできる?
メーカーは中途採用をほとんどやっていないというイメージはありませんか?
しかし、結論から言うと、メーカーへの転職は可能です。
確かに現状は、他業界と比較すると異業種からの転職の割合は低いことは事実です。
dodaが実施した「異業種からの転職の割合」の調査によると、メーカーの異業種からの転職の割合は51.5%と最も低くなっています。

これは元々、メーカーが終身雇用を前提とした新卒至上主義が多かったことと、仕事の内容の専門性が高かったことが要因と言えます。
そのため従来は、基本的には新卒をしっかり長期で育成し、必要に応じて同業界から専門知識をすでにもっている人を中途採用するという方法でした。
新卒至上主義の崩壊で中途採用は増えている
しかし、その新卒至上主義は実質崩壊しています。
転職が当たり前となり、新卒社員の8割はセカンドキャリアを見据えたうえで就職をするようになりました。
結果として、企業は中途採用も積極的に行っていかなければ人員確保ができなくなっています。
あのトヨタも、自社の採用体制の改革を行い、新卒採用の在り方の見直し、キャリア・第二新卒採用の強化をしています。
今後は、メーカーの中途採用はもっと増えていくでしょう。
メーカーのタイプ別特徴と求められる人物像
メーカーは一言でいえば、「原材料を加工して付加価値をつけて販売している企業」です。
メーカーと言っても、種類が非常に多いので、安易にメーカーという一括りで転職活動を進めるのは危険です。
メーカーは、その製造の工程によって「上流」「中流」「下流」に分けることができます。

それぞれ特徴があり、求められる人材が異なるので、自分に合ったメーカーのタイプを見極めることが重要です。
➀素材メーカー(上流)って何? 代表企業を紹介
素材メーカーは、鉄やガラス、紙、セメント、化学素材、ゴム、樹脂、繊維など、他の商品の素となる素材を生産し、他のメーカーに提供しています。
旭化成や日本製鉄、AGC(旭ガラス)、日本製紙、東レなどが有名です。
素材メーカーの特徴と働き方
素材メーカーは以下2つの特徴があります。
①参入障壁が高い
素材メーカーは、参入にあたって巨額の設備投資や研究が必要な為、参入障壁が高く競合が少ないです。
②業界での立ち位置が強い
様々な産業の上流であり、かつ競合が少ないことから、基本的に売り手(素材メーカー)の力が強くなります。また既存顧客も多く、あまり顧客が入れ替わることはありません。
素材メーカーが求める人物像
・交渉力、調整力の高い人
素材メーカーは、既存顧客へのルート営業が多いため、売り込むようなセールストークはあまり必要ありません。その代わり、価格や納期の交渉がメインとなります。既存の顧客と交渉をしたり、必要に応じて納期の調整などを行うスキルが求められます。
②部品メーカー(中流)って何? 代表企業を紹介
部品メーカーは、素材メーカーが作った素材を使って、製品に欠かせない部品を作る企業がです。
デンソーやブリジストン、京セラ、村田製作所などが有名です。
部品メーカーの特徴と働き方
部品メーカーは以下2つの特徴があります。
①競合他社が多く差別化が難しい
設備投資にかかる費用が比較的安いため、参入障壁が低く、競合が多いです。
②完成品メーカーの生産に影響を受ける
決まった完成品メーカーや商材にのみ供給をしている部品メーカーだと、最終製品の生産に影響を受けやすいです。
部品メーカーが求める人物像
・関係構築能力、プレゼンスキルが高い人
部品メーカーは、顧客(完成品メーカー)に継続して使ってもらうために、しっかりと関係性を維持しながら、営業をしていくことが求められています。また競合が多いため、時にはコンペなどで勝つためのプレゼン力なども求められます。
③完成品メーカー(下流)って何? 代表企業を紹介
完成品メーカーは、素材メーカーや部品メーカーから供給されたモノを加工・組み立てして販売しています。
トヨタ、日立、三菱電機、オリンパスなど、身近に感じるメーカーが多いでしょう。
完成品メーカーの特徴と働き方
完成品メーカーは以下2つの特徴があります。
①エンドユーザーに近い
最終製品を販売しているため、エンドユーザーに最も近く、マーケティングなどに力を入れています。
②商材の入れ替わりが激しい
顧客の志向性は常に変わります。そのため商品のラインナップが多かったり、季節ごとに入れ替わりが激しくなります。
完成品メーカーが求める人物像
・提案力、営業トーク
完成品メーカーはエンドユーザーに購入してもらうため、顧客ニーズを把握したうえで、提案していく力や、営業トークができることが求められます。
第二新卒を積極的に採用しているメーカー
メーカーの中でも、第二新卒や20代を積極的に採用しているメーカーを紹介します。
※時期によって求人は異なるため、最新の情報と異なる場合がございます。
- 素材メーカー
- 旭硝子
- 東レ
- 部品メーカー
- 村田製作所
- ミネベアミツミ
- 完成品メーカー
- トヨタ
- HONDA
- MAZDA
- SONY
- シャープ
- 任天堂
- 味の素
メーカーへの転職を成功させる方法
未経験からメーカーに挑戦をする場合は、必ずエージェント経由で応募をすることをおすすめします。
メーカーの中途採用は、基本的に採用ターゲットを決めたピンポイント採用が多いため、常に求人が出ていなかったり、大量に応募をしていない可能性が高いです。
転職エージェントでは、非公開の求人を多数掲載しているため、調べても出てこないようなメーカーの求人を多数扱っている可能性があります。
また担当のアドバイザーが、求人に求めている採用ターゲットを教えてくれるため、どの求人であれば未経験でも挑戦できるのかを事前に教えてくれます。
エージェント経由の応募でしっかりと事前準備ができれば、未経験からのメーカーでの内定率もグッと高くなるでしょう。
逆に、メーカーでの経験がある方や、専門スキルをすでに持っている方は、転職サイトに登録をして、自分でメーカーを調べて受けてもよいと思います。
メーカーへの転職におすすめのエージェント
当サイトがおすすめのエージェントはこちらの3つです。
支援実績No1!業界最大級の求人数。迷ったらまずはおすすめ!
20代の転職に強みをもったエージェント。求人も幅広く取り扱い有。
女性の転職に強みを持ったエージェント。顧客満足度も高い。
当サイトがおすすめする転職エージェントのランキングを紹介します。
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アドバイザーの質 | 親身なサポートが口コミで評判 |
20代のサポート | 20代~30代前半をメインにサポート |
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求人数 | 非公開求人10万件以上取り扱い |
アドバイザーの質 | 親身で丁寧なサポート体制が充実 |
20代のサポート | 20代の不安に寄り添った支援で有名 |
まとめ
メーカーへの転職は、専門性がまだ求められていない20代のうちがおすすめです。
色々なタイプのメーカーがあるため、自分にあったタイプ・業界をしっかりと定めてから転職活動を進めることが重要です。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、それぞれのメーカーに合った志望動機や事前準備のフォローをしてくれるので、まずはエージェントに登録をするとよいでしょう。