このままずっと営業職を続けるのだろうか……。
営業職を辞めて他の仕事にチャレンジしたいなあ……。
そんな多くの人の悩みが「営業職ってどんなキャリアパスがあるの?」だと思います。
この記事では、今まで300人以上の転職支援をおこなった私が営業職のキャリアパスについて徹底解説します。
この記事を読めば、営業からのキャリアパスの具体例にについて理解することができます。
また記事の後半では、具体的な転職方法のステップを紹介します。
それでは説明していきます!
キャリアアップかキャリアチェンジ
営業からのキャリアパスは、営業職を活かした「キャリアアップ」か、業界や職種を変える「キャリアチェンジ」に大きく分けることができます。

それぞれのキャリアパスについて詳しく見ていきましょう。
営業職のスキルでキャリアアップ
より高いポジションの獲得や待遇改善など、今のスキルを縦方向に積み上げるのがキャリアアップです。
営業スキルを活かして社内の管理職を目指す場合などは、キャリアアップと言えます。
管理職になれば、マネジメントスキルを身につけることができ仕事の幅が広がります。
また役職が上がることで、給与も上げることができます。
一方で、年功序列の企業で合ったり、ポジションに空きがない時には、昇格ができないこともあるため、自分でコントロールが難しい場合もあります。
営業職で管理職を目指す場合
- 良い所:給与アップを狙いやすい
- 良い所:マネジメントスキルが身につく
- 懸念点:会社によってはキャリアが頭打ちになる
異業界・職種にキャリアチェンジ
営業から異業界・職種にキャリアチェンジする場合は大きく下記3パターンがあります。
①業界を変えるキャリアチェンジ
営業職を活かして、業界だけ変えるキャリアチェンジです。
「食品メーカー×営業」→「IT業界×営業」などのように今のスキルを活かして異業界に転職をするケースです。
また伸びている業界に転職をするだけで、年収や働き方を大きく変えることができるので、リスクを抑えつつ、転職をしたい場合におすすめです。
営業職は同じ職種であっても、商材が有形or無形なのか、顧客が法人or個人なのかで大きく働き方や得られるスキルが変わります。
営業自体は嫌いじゃないけど、なんか飽きてきたという人は「業界を変えるキャリアチェンジ」がおすすめです。
業界を変える場合
- 良い所:営業スキルを活かして転職ができる
- 良い所:伸びている業界に行けば給与UPに繋がる
- 懸念点:営業スキル以外は身につかない
②職種を変えるキャリアチェンジ
業界は同じまま、職種だけを変えるキャリアチェンジです。
「人材業界の営業」→「人材業界の企画」などが具体例です。
職種は変わりますが、業界の構造や専門知識を活かした転職をすることができます。
この場合は、転職だけではなく社内異動によってキャリアチェンジができる場合もあります。
営業職を経験していると、基礎的なビジネススキルが身につくため幅広い職種で活かせることが多いです。
営業職からキャリアチェンジである代表的な職種を紹介します。
企画、商品開発
企画、商品開発の部署はいわゆる事業の上流工程にあたります。
経営陣に近くで仕事をすることができ、その分裁量が大くなりますが、責任も大きい部署ともいえます。
営業から異動する場合は、営業現場でヒアリングしたお客様のニーズを活かして働くことが可能です。
また、営業で培ったコミュニケーション能力やフットワークを生かすことで、周囲の人を巻き込みスピーディーに企画を進められる点が挙げられます。
管理部門(人事・総務・広報)
営業から人事や総務、広報などスタッフ部門と呼ばれる管理部門に異動するケースもあります。
管理部門は、事業を後方から支える縁の下の力持ちといえる役割の部門といえます。
営業から管理部門は全く異なる仕事のように思えますが、実は共通点が多いです。
営業は社外の顧客に向けて仕事をしますが、管理部門は自社の社員を顧客として、社員のために必要な活動を行います。
営業で培ったコミュニケーション能力は、社内での人脈形成に活かすことができるでしょう。
ただし、裏方的な部門であるため、地道な仕事が多くなることや事務作業が増えることは覚悟をしておいた方が良いでしょう。
③業界も職種も変えるキャリアチェンジ
業界も職種も変えるキャリアチェンジもあります。
今までの専門スキルなどは考慮せず、基本的にポテンシャルでの転職となるためリスクは高いです。
しかし、20代であれば完全未経験でチャレンジできるポジションも多数あります。
またプログラミングなどのスキルを習得してから、ITエンジニアに転職をする人も近年は増えています。
エンジニアへの転職は「未経験からエンジニアの転職」の記事で詳しく解説しています。
- 良い所:20代であれば業界も職種も変えられるチャンスは大きい
- 良い所:スキルを習得してからのキャリアチェンジも可能
- 懸念点:ポテンシャル採用になるのでリスクは高い
営業職の転職でアピールするべきポイント
営業職でキャリアチェンジをする場合は、しっかりと自分の経験をアピールすることが重要です。
ここでは、営業職のアピールするべきポイントを紹介します。
「実績」を具体的に語る
営業職において「実績」はその人の今までの成果をイメージするために必要不可欠です。
営業職の実績とは、売上、売上達成率、契約件数などです。
それらを明確にすることで、担当できる業務やスキルの高さをアピールすることができます。
スキルや知識を明確にする
営業職で培った顧客へのヒアリング力や、課題設定力、提案力などは違う職種においても役に立つスキルとなります。
また業務に関連する資格を保有していればアピールポイントになる場合があるので、改めて整理をしておくとよいでしょう。
応募先の企業や業界が必要としている人材の要件をチェックし、それにマッチする知識やスキルをアピールできるようにしましょう。
営業職の転職で準備するべきこと
営業職から転職をする場合に具体的にするべきことを紹介します。
まずは自分の市場価値を知ろう
営業職のスキルは一見すると、他の業界や職種で役に立つのかが見えにくい特徴があります。
今の営業スキルは、他社からどう評価されているのか?どのくらいの年収になるのか?
他の企業から見た時に、自分の市場価値はどの程度なのかを知ることで、どんな業界・職種に転職ができるのか情報収集をしましょう。
他の業界と比較して自分の年収が低い場合は、キャリアチェンジをすることで年収アップが狙える可能性があります。
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その他の転職エージェントは以下の記事で詳しく紹介しています。
資格・スキルの勉強をする
全く違う職種にチャレンジをしてみたい!という方は資格・スキルの勉強をしてみるのもよいでしょう。
20代であれば、時間的な余裕があるので資格やスキルを習得することで、いくらでも巻き返すことが可能です。
スキル習得をするならIT系がおすすめ
20代でこれからスキル習得をするのであれば、IT系のスキルがおすすめです。
理由は、IT人材の需要は今後ますます増えていくことがわかっているからです。
ITニーズの拡大により、業界の市場規模は右肩上がりで拡大をしています。
一方で、働き手の減少によりエンジニアの数は横並びのため、エンジニアの不足が問題になっています。


企業側もエンジニアの採用に苦戦をしている状況です。
DODAが発表している職種別の有効求人倍率(2021年7月)では、技術系(IT/通信)は9.78倍でした。
これは、1人のエンジニアに対して10社弱の企業からオファーがある状態です。
有効求人倍率の平均1.79と比較すると非常に高いことがわかります。
結果として、未経験でも良いから人材を獲得したいという企業が増えています。
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未経験でもスキルを習得できれば、エンジニアになれる可能性が非常に高いです。
今からスキル習得をするのであれば、ITスキルの獲得がおすすめです。
プログラミングを学ぶ


IT業界への転職を目指す場合は、「プログラミング」のスキルを習得する必要があります。
プログラミングを学ぶ場合は、独学かスクールに通う方法があります。
まずは学習サイトや書籍などで独学をしてみることをお勧めします。
大体20時間ほど勉強をしてみて、プログラミングを本気でやってみたい、もっと短期間で習得したいと思う方はスクールの入会を検討してみると良いでしょう。
スクールでは、プロの講師によるカリキュラムや、その場で質問ができる環境があるので、確実にスキル習得をすることができます。
また、最近のプログラミングスクールでは、就職支援もサポートをしていることがあります。
DMM WEBCAMP
スクール料金はかかりますが、就職できればすぐに元を取れると考えるとかなりお得だと思います。
DMM WEBCAMPについては、「DMM WEBCAMPの口コミ・評判|実際どう?」で詳しく紹介しています。
今なら無料で、エンジニア就職に関する相談からカウンセリングしてもらうことができるので、まずは相談してみると良いでしょう。
まとめ
営業職からのキャリアパスは意外と選択肢が多いと思いませんか?
自分の気になる業界や職種を見つけて、より良いキャリアを見つけていきましょう!