転職したいけど、応募したい企業や求人が見つからないという方は多くいます。
- 転職したいけど、応募したい企業がない
- 転職サイトに登録したけど、なんかしっくりこない
- どんな業界や職種が自分に合っているかわからない
この記事では、応募したい企業や求人がないという方に、具体的な解決方法を紹介します。
結論からいうと、
はじめに企業を選ぶ優先順を決めなければ、応募したい企業を見つけることは難しいです。
皆さんは、企業を選ぶ優先順を整理できていますか?
おそらく、「年収を上げたい」「もっと働きやすい職場にしたい」までは考えていても、しっかりと優先順まで考えている人は少ないと思います。
そもそも、行きたい企業が見つからない人は、企業を選ぶ優先順の観点が無い可能性が高いのです。
「優先順を決める→求人を探す」という順番で思考を整理しながら進めることで、本当にあなたに合った企業、求人を見つけることができます。
企業は無数にあります。必ず自分に合った企業はみつかります。
この記事を読めば、きっと自分に合った企業の見つけ方がわかり、転職活動の一歩目を踏み出せます。
- 応募したい企業が見つからない理由
- 転職の軸を決める観点
- 転職の軸はどう決めるのか
- 自分に合った求人の探し方
それでは説明していきます!
目次
なぜ応募したい企業が見つからないのか
「転職をしたい」でもぴったりな企業・求人がない・・・
こういった人は、自分の中で企業選びの優先順位が決められていない可能性が高いです。
例えばですが、皆さんは旅行先を決めるときにどのように選びますか?
数多くある旅行先から、基準も無く探すのは非常に困難だと思います。

基準が揃わなくて、中々選びにくいですよね?
今度は、下記のように選ぶとどうでしょう?

「目的」「場所」「予算」「期間」などの条件の中で優先順を決めて、まずは候補を絞っています。
こうするよ基準が明確になるので、ある程度自分の希望にあった候補が見えてきます。
企業を探す時も実は同じです。
企業を「選ぶ観点」が無いと、何を基準に決めればよいか迷ってしまいます。
旅行先であれば、無意識のうちに優先順を決める観点を持てるのですが、求人探しでは、この観点を持たずに漠然と探してしまうケースが多いのです。
転職経験が少ないので、優先順を決める「観点」を持っていないんだ。
企業選びの優先順を決める「観点」
企業を選ぶ観点を以下4つ紹介します。
この4つの観点をもって、自分の中で企業選びの優先順位をつけることが重要です。
今の仕事と、転職後に実現したい状態で、5点満点でスコア化してみましょう。
この時、合計点は同じになるように優先順位をつけてください。

全部のスコアを上げたいよ!という人もいると思いますが、現実問題として全ての観点で希望に合致する求人を探すのは非常に難しいです。
まずは、どの観点を高めて、どの観点は妥協できるのかを考えてみましょう。
こうすることで、企業を選ぶ際の優先順を明確にすることができます。
あなたが一番大切にしたい条件は何だったでしょうか?
優先順が決まったら、その条件に合わせて企業を探していきましょう。
観点ごとの企業選びのポイントを説明していくよ!
①企業への共感
企業への共感は、比較的イメージしやすいと思います。
多くの企業でホームページに理念やビジョンが書いてあります。
またインターネットで経営者の名前を検索してみると、事業戦略を語っている記事が載っていることもあります。
もしあなたが、企業への共感を最も重視する場合は、
社内にどれほど浸透しているのかを確認することがポイントです。
実際に働いている社員や、口コミ・評判から、実際に企業の理念やビジョンが、反映されているかを確認しましょう。
顧客を大切にすると謳っている会社が、実は営業現場では数字至上主義だった。
環境を大切にすることを打ち出している企業が、対外的なパフォーマンスだった。
このような事例はあるので注意しましょう。
スタートアップやベンチャー企業、中小企業など組織規模が小さい会社では、ビジョンが浸透しやすいので、そういった基準で選んでもよいでしょう。
企業への共感を重視した人は、実際に働く現場で、そのビジョンが浸透しているかを重要視しましょう。
②仕事内容への魅力
仕事内容を重要視する方は、その仕事で何を実現したいか、どんなスキルを身に着けたいかを具体的にイメージできることが重要です。
「人のためになる仕事がしたい」「クリエイティブな仕事がしたい」などの抽象的なイメージだと、入社してからGAPを感じる可能性が高いです。
その仕事の顧客は誰なのか。法人なのか個人なのか。どのように業務をしているのか。
例えば「営業」という仕事も、企業ごとに全く働き方は異なります。
法人相手のルート営業と、個人相手の新規営業では仕事内容も必要なスキルも異なります。
「誰に」「何を」「どのように」と仕事内容を分解して考えてみましょう。
仕事内容の具体的なイメージをつかみ、そのうえで、本当に転職後に実現したい仕事なのかどうかを確認しましょう。
③社風・人間関係
社風・人間関係を重視する場合は、自分にとって働きやすい職場は何か、どんなコミュニケーションの仕方を好むかを具体的にイメージをしましょう。
「働きやすい職場」「風通しの良い雰囲気」などの言葉は求人に良く記載のあるテンプレートです。
こういった言葉は、人によってとらえ方が異なるので、必ずしも自分にとっての働きやすさと同じとは限りません。
仕事の具体的な進め方や、コミュニケーションの取り方に着目をするべきです。
例えば、一人ひとり自律的に仕事を進めることが多いのか、チームワークが重視されるのか等よって働き方は大きく変わります。
社員でのイベントや飲み会はあるのか、どんな集まりがあるのかによってもコミュニケーションの取り方は見えてきます。
まずは自分の希望する社風・人間関係を言語化したうえで、希望にマッチする求人を探すとよいでしょう。
④条件・福利厚生の魅力
条件や福利厚生は企業ホームページなどに記載されていることが多く、確認しやすい項目です。
しかし条件や・福利厚生は環境変化に応じて変わる可能性が高い項目でもあります。
また自分のライフスタイルによっても、その都度必要な条件・福利厚生は変わってきます。
そのため、勤務エリアや転勤の有無、年収や勤務時間帯など、転職する上で絶対に譲れない条件を絞ったうえで、それらに合致した求人を選択しましょう。
優先順が決まったら、求人を探し始める
「企業への共感」「仕事内容」「社風・人間関係」「条件・福利厚生」の優先順位を決めることはできたでしょうか?
優先順位が決まったら、その希望に合致する求人を実際に探し始めます。
求人を探す場合は、大きく「①転職サイトに登録して自分でサーチする」「②転職エージェントに希望に合致する求人を選んでもらう」の2パターンがあります。
どちらも無料で利用できますが、比較すると以下の様な違いがあります。

転職サイトは自力で求人を見つける必要がありますが、転職エージェントはプロのアドバイザーが希望に合った求人を探してくれるので、比較的マッチングしやすいです。
求人数は転職サイトの方が多いですが、アドバイザーが付かないため選考のサポートなどは一切受けることができません。
転職に慣れていない方は、基本的にエージェントを使うべきです。
プロのアドバイザーが転職軸にあった求人紹介と、選考のサポートを行うので、自力で応募するよりは、かなり内定確率が高いです。
リクルートエージェントを使って私も実際に転職をしました。
リクルートエージェントは、求人取り扱い数が業界トップなので、初めに登録しておいてまず間違いないです。
リクルートエージェントについては、「リクルートエージェントの評判・口コミ」で詳しく紹介していますので、良かったら見てください。
優先順が曖昧な時は、転職は辞めるべき
「企業への共感」「仕事内容」「社風・人間関係」「条件・福利厚生」の中で、優先順を決められない場合はどうすればいいでしょうか?
結論からいうと、優先順を決められない段階の転職は辞めるべきです
優先順が曖昧な状態で転職活動をしてしまうと、迷いばかりが多くなってしまいます。
仮に転職をすることができたとしても、納得感がないので早期退職に繋がる可能性もあります。
そもそも優先順を決められない、でも何となく転職はしたい!という方は、まずは自己分析をして、キャリアの方向性を明確にすることから始めましょう。
自己分析は一人では中々難しいので、キャリアコーチングを受けるのも一つの手です。
誰かと話すことで、自分の頭の中のことをより客観視して整理することができます。
あまりキャリアでコーチング受けることに馴染みが無い人が多いですが、その効果は本当に絶大です。
マジキャリというサービスが、初回カウンセリングを無料で受けられるため人気です。
良ければ一度試してみてください。
マジキャリってどんなサービス?と気になる方は、「マジキャリの評判・口コミ」という記事をぜひ読んでみてください。
まとめ
今回は、転職したいけど、応募したい企業や求人が見つからない人向けに、優先順位の付け方を説明しました。
転職活動を始める前に、まずは優先順位を決め、自分にとって「何が本当に重要か」を考えることが重要です。
自分に合った企業を見つけられる第一歩になれば幸いです。